サークルピックアップ

健康吹矢サークル すみれ囲碁鑑賞会

すみれ囲碁鑑賞会

月1回設定
第3金曜日 午前中(9:15~11:30)
※取材時の時間

活動の頻度と場所

サークルの始まりは25年ほど前から。清新公民館で発足した「清新囲碁同好会」。いくつかの公民館を経て、約3年前より大野中公民館で活動中。サークル名を「すみれ囲碁鑑賞会」に変更しました。月に1回、2階の料理実習室で開催。メンバーは10人程。全メンバーが参加しても大丈夫なように部屋は大きく、コロナ対策も万全。何より、イスに座れることが足への負担が無くいいところ。

他の囲碁サークルとの大きな違い

囲碁サークルと言えば「和室で対局」を想像するが、すみれ囲碁鑑賞会は全く違う。活動の内容は、実際に行われたプロの対局を教材として、師範の解説を聞きながらメンバーで考察するというもの。部屋の前方には、プロジェクタで囲碁ソフトの盤が大きく映し出され、対局の棋譜を再現しながら師範がポイントを解説していく。

プロの対局を師範の解説と共に

はじめに、師範作成のプリントから、詰碁・手筋問題で頭の体操を10分ほど。メンバーのみなさんからの答えを受けて、師範が解き方を解説。
終わり次第、本題のプロの対局解説が始まる。本日は「第33期女流名人戦リーグ 上野愛咲美四段vs仲邑菫二段」の一局。予め50手ごとの棋譜プリントがメンバーに配られていて、熱心に赤字でメモをする姿も。

「師範の解説」と「メンバーと共に考察」

昔はメンバーの対局を師範が解説する形だったが、プロの対局から学ぶことの方が実際の対局に活かせるのではないかと、今の形にサークルが変化。
囲碁を何十年もたしなむメンバーであっても、プロの対局からは「とても考えられない手」を知ることが多いという。
そこから学びへと発展するためには「師範の解説」と「メンバーと共に考察すること」がとても重要とのこと。

囲碁ソフトで広がる考察の幅

解説が進む中で「もし違う手を打ったら、どう展開していたか」という質問が多くでていたが、囲碁ソフトではすぐに対応できる。
「もしもの一手」からどんどん先に進めても、すぐに岐路を分けた手まで戻ることができる。昔は、大きな囲碁盤を使っていたため、元の形に戻すのも一苦労。囲碁ソフトでは無駄な時間がない分、いくつもの手を試すことができ、考察の幅も広がった。
対局最後の一手で勝敗が決まると、みなさんで拍手。あっという間の二時間。

囲碁をたしなんだことのある方におすすめ

すみれ囲碁鑑賞会は、一度は囲碁をたしなんだことがある方におすすめ。解説の間、囲碁で使われる独特の言葉が多数でてくる。「考察を深く楽しむ」ならば、囲碁経験のある方が良いとのこと。ただし、年齢・性別は問わないので、活動時間に参加できる方なら老若男女どなたでも大歓迎。
見学や参加の希望がある方は、公民館までご連絡ください。

レッスンの流れ(約2時間)

  1. 最初のあいさつ
  2. 詰碁・手筋 問題と解説(10分ほど)
  3. 師範選のプロの対局から一局を、最初の一手から解説
  4. 一時間ほどで休憩(10分ほど)
  5. 続きを解説
  6. 最後のあいさつをして終了

参加者について

対局の解説がメイン。全くの初心者ではなく、少しは囲碁をたしなんだことのある方におすすめ。
メンバーは約10人。ほとんどが、シニア世代ではありますが、年齢・性別は問いません。老若男女どなたでも、一緒に「解説を聞きながらプロの石運びを学びたい」という方は、ぜひご連絡ください。

見学・参加ご希望の方は、大野中公民館まで。

サークル活動にかかる費用

参加費
なし。公民館の部屋利用代を参加者で割るのみ。
材料費・年会費
なし

師範からのメッセージ

井川アマ7段

( )( がわ ) 茂 アマ7段

すみれ囲碁鑑賞会


毎回、プロの対局を一局選びご紹介しています。解説をしながら、メンバーのみなさんと考察していきます。解説を聞きながら考え、プロの石運びを学ぶことは、脳の活性化にも繋がります。
メンバーのみなさんとの和やかな雰囲気の中、一緒に囲碁を楽しみましょう。